誤解という名の罪と罰

2/17
68人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
素直になりたい。 だけど臆病な俺は、こんな形でしか彼女に触れる事ができなかった。 「んっ……ふぅんっ……――――――」 まさか、彼女が乗ってくるとは思わなかったから。 正直、この後どうしたらいいのかがわからない。 ホテルのエントランスホール。 いつ他のカップルがきてもおかしくない場所なのに。 ―――もう、我慢できない……!! まだ入室する部屋も決めていない。 だけど、この手は笑美を求め、この温もりを離したくないと切に願っていた。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!