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涼香「な・に・を。話してたのかなー?」
姉さんの仮面の強度は流石だ。声は怒っているのだが、顔のパースは何一つ崩れてない。高校ではすでに二年間、この性格と仮面を貫き通したのだ。ちょっとやそっとじゃ壊れない。
たんじ「いや、おれはただ涼香さんの仮面がすげーって言っただけで」
結「あっ!ばかっ!!」
いつもどうりの空気読めないが発動。危険を察知したのかりんごとアキラはもうここにはいなかった。
涼香「乙女の秘密をしゃべるとは何事かーーー!」
頭に一発強いげんこつをくらい、痛みで頭を抱えながら崩れ落ちた。俺らは必然的にその場で土下座のポーズのようになった。
結&たんじ「すんませんでした!!!」
フンっと踵をかえして姉さんは昇降口に入ってく。俺達は痛みが取れるまでその場から動けず、ずっとお前が悪いを言い合いした。
ちなみにその後ホームルーム前に姉さんからメールが来た。
内容は「お前達のせいで私が仮面好きにさせれた」。これにはごめんねとしか返信できなかった。
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