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ホームルームが終わると始業式があるから体育館に向かうたんじ、アキラ、俺の3人。
アキラ「なにげに俺たちまた同じクラスなんだな」
そーいえばと思い付いたようにアキラがいう。
たんじ「なんつーか、こりゃ来年も同じかもな」
結「ははっ。たしかにな」
小学校から考えればもう8年同じクラスになってる。浜丘学園は様々な人と触れ合わせるという考えで毎年クラス替えをするのだ。一学年の生徒280人いるなか、こうやってまた3人とも同じクラスになるのは腐れ縁にもほどがある。
そんな俺たち3人についたあだ名が
??「あら?3バカじゃない」
そう3バカだ。…ん?ふと呼ばれた方を向く。
たんじ「会長、はよーす」
???「おはよーたにし君」
運動部が盛んなこの学園では珍しい文化系女子。2年でありながら生徒会長の「御門町 華乃(みかどまち はなの)」。綺麗な黒髪で、浜丘の大和撫子。数少ない文化系で清楚な感じから学生の間で大人気。告白した男たちは数しれず、でも一切受け付けなかったことから「最硬」とよばれてる。また毒舌がきつく、泣いた男も多いとか。
たんじ「いや、たにしじゃないっすから」
華乃「みんながあなたをたにしと思ってるのよ」
ニコッと笑う。表情だけ見たら思わずドキッとしてしまう。が、言葉によってたんじがだまる。
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