4月8日 私立浜丘学園始業式-1

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そんなりんごを放っといて、そろそろ夕飯を作るかとまだ痛む頭を動かして時間を確認する。 掛け時計の針はすでに夜の9時を指していた。 結「まじかよ!!」 りんご「ちょっ。うるさいわよ!」 大声でおこられた。 そんなことはどうでもいい。どうやら俺は三時間近くねむってたわけだ。 結「まずい早く飯作らんと」 慌てて俺はベッドをたちあがり、階段をドタドタと下りていく。後ろからまたうるさいと大きな声が聞こえた。 結「ごめん、すぅ姉!すぐ飯作るわ…て?」 リビングを見ると姉さんと、真奈美がテーブルに座ってた。 涼香「おー、やっと起きたかー」 真奈美「いやー、さっきはごめんね」 慌てて入ってきた俺を二人して見て笑う。 結「というかなんで真奈美がいるんだよ」 真奈美はその席がさも当然のように座っている。 涼香「あれ?朝じーさんいってなかったっけ?」 結「え?何を?」 涼香「今日から真奈美うちで暮らすってこと」 リビングが一瞬凍りつく。ついでに俺の思考も凍りついてた。鳩が豆鉄砲くらった顔というのは今の俺の顔なんじゃないかな。自分で見れなくてもなんとなくそんなきがする。
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