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そんなりんごを放っといて、そろそろ夕飯を作るかとまだ痛む頭を動かして時間を確認する。
掛け時計の針はすでに夜の9時を指していた。
結「まじかよ!!」
りんご「ちょっ。うるさいわよ!」
大声でおこられた。
そんなことはどうでもいい。どうやら俺は三時間近くねむってたわけだ。
結「まずい早く飯作らんと」
慌てて俺はベッドをたちあがり、階段をドタドタと下りていく。後ろからまたうるさいと大きな声が聞こえた。
結「ごめん、すぅ姉!すぐ飯作るわ…て?」
リビングを見ると姉さんと、真奈美がテーブルに座ってた。
涼香「おー、やっと起きたかー」
真奈美「いやー、さっきはごめんね」
慌てて入ってきた俺を二人して見て笑う。
結「というかなんで真奈美がいるんだよ」
真奈美はその席がさも当然のように座っている。
涼香「あれ?朝じーさんいってなかったっけ?」
結「え?何を?」
涼香「今日から真奈美うちで暮らすってこと」
リビングが一瞬凍りつく。ついでに俺の思考も凍りついてた。鳩が豆鉄砲くらった顔というのは今の俺の顔なんじゃないかな。自分で見れなくてもなんとなくそんなきがする。
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