第1章

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22分後、同じくビルが見下ろす街中にある学校に着いた。玄関を抜け、上履きに履き替えると教室へ向かい歩く。 教室に入ると、もうクラスの半分くらいの人数で埋まっていた。席に着く者もいれば、立って話し込んでいる姿も見られた。僕の席のほうには、女子が数人で席を占領し話し込んでいた。僕は「ちょっといい?」と声を掛け、少しどいてもらうと机にカバンを提げ、そそくさと教室を出た。 始業まではあと10分くらいだ。
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