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天井の高さまで昇ったら、そこからは一気に
光につつまれ 飛んで行ってしまった。
あかりは、しばらく天井を見つめていたが
「おばちゃん、悠之丞さん
神様になっちゃったの?」と言った。
「そうだね、
いま 神界でごあいさつしているところだよ。
神上がりをして 神格を得ても、
八百万(やおよろず)の神から
天神まで、種類と格が
多岐にわたるからね。
神界での 新しい名前と役職を
たまわってからまたもどってくるよ。
今のうちに、式神の封印を解いてあげようね」
多神子は、式神が封印されている宝珠を
クッションの上にのせた。
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