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「んー、あんまり?」
「なら……、おうどん……作るね……」
立ち上がったゆずちゃんは、
なんだかふらふらしてて危なっかしい。
「ゆずちゃん?目、覚めてる?」
「うん……。大丈夫、だよ……いたっ!」
ゴツン、大きな音が響いたかと思ったら、
ゆずちゃんは悲鳴を上げて座り込んだ。
部屋をでようとして、
ドアに激突したみたいだ。
「大丈夫!?」
「大丈夫……。
目、覚めた……。
ごはん、作ってくるね。
なつにぃはまだ寝てていいから」
「……うん」
なんか心配だなーと思いつつ、
部屋を出ていくゆずちゃんを見送った。
しばらくすると、
ゆずちゃんはお盆を片手に戻ってきた。
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