第1章

4/27
前へ
/27ページ
次へ
早速入部希望の紙を机の中からだして、一文字一文字を丁寧に書く。 【1年2組 白川 陽奈 男子バスケットボール部マネージャー】 よし!書けた… 「百合は…書けたみたいだね。出しに行こっか?」 「うん!甲斐先生のとこでしょ?」 うん、と頷いて職員室へ向かう。 ただ、入部届けを出すだけなのに緊張して紙を持つ手が震える。 「先生、入部届けです。」 あたしと百合が入部届を出すと甲斐先生はニンマリとする。 「これからよろしくな。マネージャー。」 「はい!」 そして、今日めでたく男子バスケットボール部マネージャーになった。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加