第1章

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一応どういう部活なのかを見にいく。 ダムダムとボールをつく音が聞こえてくる。 それとともに、掛け声もしっかりしている。 あたしと百合はこっそりと覗いて見ていた。 すると、部長らしき人がこちらに気付きわざわざ練習を抜けてくれた。 「マネージャー希望??俺は部長の財部 圭太。よろしくな!」 「はいっ、マネージャーになります。白川 陽奈です。よろしくお願いします!」 「同じくマネージャーになります。酒井 百合です。よろしくお願いします!」 財部先輩は、うんうんと頷いてにっこり笑った。 「じゃー、早速だけどタイマーしてくんない?2人とも初心者??」 「私は経験者です。だから百合にも教えるので大丈夫です!」 先輩は助かる、じゃ練習に戻るな?と言って行ってしまった。 「百合~、行こっか?」 うん、と小さく頷く百合… もしかして… 「百合さ、財部先輩のこと気になる?」 百合はまた小さく頷く。 「そっかそっか!応援するよ。」 「ありがとう。」
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