第1章

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試合が終わった。 結局、83対55で財部先輩のチームが勝った。 点差は開いたけど、とってもいい試合だったと思う。 「みんな、集まれ!この二人がマネージャーに入る。」 あたしたちは、軽い自己紹介をしてその日の部活は無事に終わった。 百合は財部先輩に初心者なのに物覚えがいいと褒められていてとても嬉しそうだ。 あたしも負けずに頑張ろう! 喝を入れてると前からあのかっこいい先輩がいた。 名前は、宇都宮 光先輩だったような… 思い切って話しかけてみる。 「あの、光先輩!」 先輩はチラとこっちを見て冷たく言う。 「なに?」 冷たい反応に逃げたくなるけど我慢する。 「さっきの試合すごかったです! とても上手でした。特にレイアップシュート1番綺麗なフォームでした。」 先輩は、そ。とだけ言って帰ってしまった。 もう!せっかく話しかけたのになに?! 若手キレ気味になる。
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