野良猫

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数日後 「ここ・・どこだ・・・?」 野良猫がようやくお目覚めですか。 俺「君さぁ?誰?家があるなら送って行くけど?」 「家・・?!知らない!誰だよお前!」 俺「じゃあ、名前は?」 「名前?知らない!答えになってないじゃないか!」 記憶喪失ってやつですか。 てか、ほんとに野良猫みたいだねぇ、 毛を逆立てて威嚇してるように見える。 俺「お腹すいてるでしょ?何か食べる?」 「いい!いらない!近づくな!」 何かに怯えてるようにも見えるなぁ。 手に持ってたスープを一口飲んで、床に置いた。 俺「見た通り、何も入ってないから、安心して飲んでいいよ?」 「お前が居なくなったら、飲む。」 はいはい、そうですか。 部屋を出て、タバコをふかした。 さてと、この後どうしますかねぇ。 手に負えない野良猫とは、参ったねぇ。
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