第1章

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神様は、人間が嫌いだった。 人間は、裏切るから嫌いになった。 ある時、1人の人間が神様に、願いを聞いてもらった。 「幸せに成りたいです」 そう頼んだ。 神様は、幸せにしてあげた。 処がまた、頼み事を言う。 「裕福に成りたい」 また、願いを叶えた。 願い事が、沢山届く。 神様は、1人しかいない。 願いは、どうなる。 どんどん溜まる。 人は、考えた。 神様を増やそう。 あらゆる物が、神様になった。 星、山、太陽、古木、巨石、等々。 人間は、虚空の物に願いを託す。 神には、 祈りを捧げるものだった。 お供えも捧げ、神を楽しませた。 地方の人口が減った。 祈りを捧げる事が、出来なくなってしまった。 神は、人間に御願いする。 祈りを捧げてくれと  
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