序章

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序章

「なんの為に戦うんだ…」 俺の声が、寂しく響いた。 自分の体を労るように抱きしめる。腕はもがれ、大量の血が溢れでている。 それでも、生きる為に……。 それだけの為に、俺達は戦うのだ。 青い血が滴る剣を鞘になおし、治療の為に地下へと降りていく。 ――足元に転がる、青い液体を散らばらせて野垂れ死んでいる化け物を、俺は一瞥した。
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