第1章

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出掛ける直前まで姑の、母への悪口は続いた。 義父が、 「それは、言い過ぎだ!」 助け船を出してくれたが、 「あんたは私が悪いと言うのか?AKは私の息子だ。あんたは口出さないでちょうだい」 義父を一喝。 私も、その母の娘だから、頭おかしいと… 何故、そこまで言われなくてはならないのか… そこまで、私の母や私を傷つける権利が姑にはあるのか? 差別… 健全者と、そうでない人への差別に等しい… 今すぐに、夫へ言いたかった。 「私も、頭おかしいなら、差別するなら、もう離婚しましょう」 …と。 だけど、車は実家。 子供連れて実家に帰るのは難しい… そう考えて言えなかった… だから、ずっと耐えた。
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