第1章

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ともちゃんは 一年生になりました。 ともちゃんは お気に入りのキャラクターがついたふでばこをかってもらいました。 中にはあたらしいえんぴつが5本入っていました。 明日はともちゃんに とって はじめてのじゅぎょうです。 あれ? ふでばこがつくえの上に出しっぱなし。 真夜中に えんぴつくんたちが出てきましたよ。 なにやら おはなししています。 そうっと聞いてみましょうか。 持つところが白いえんぴつが言いました。 「ともちゃん、明日からじゅぎょうだって」 となりにいた持つところがみどりのえんぴつが聞きました。 「じゅぎょうって?」 むかいがわにいた持つところが黄色いえんぴつが少しいばるように言いました。 「学校でおべんきょうすることだよ」 ちょっとはなれたところで眠っている消しゴムくんのそばにいた持つところがオレンジのえんぴつが 「1時間目はこくごだって言ってたよ」と言いました。 「じゃあ、さいしょはぼくたちえんぴつを使って名前をれんしゅうするかもね。」 持つところがピンクのえんぴつがいいました。 えんぴつたちにとってもワクワク ドキドキみたいです。 ジリリリリ… ともちゃんがかけた目覚まし時計が 朝のおきる時間を教えてくれました。 えんぴつたちは ふでばこの中で ねむっています。 学校にいくまで 少しひと休みです。 えんぴつたちは ともちゃんが じぶんの名前を じょうずに書いている夢を見ながら 学校へ行きました。
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