第2章

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「そこまでだっ!!警察だ!!!」 突然、背後から声が聞こえたかと思ったら 騒ぎで気づかない間にいつのまにか 何人もの警察官が教室を取り囲んでいた 「警察・・・・」 恵がほっと安堵したのもつかの間 「ちょっとアンタたちなんなのよ」 リストがある警察官の胸板をどついた 「乱暴はやめなさい!署まできてもらおう」 リストの腕を捕まえようとすると 「なに気安くさわってんのよ!」 振りほどくと警察官が簡単に壁まで吹っ飛んだ 「おとなしくしろ!!」 別の警察官数人が今度は警棒で背後から叩いた 「っ!!!いってぇな!!テメェら!!」 いきなり口調が変わり、手当り次第捕まえた警察を殴り始めた 「きゃー!!」 クラス中は更にパニックとなり地獄絵図だった たった一発殴られた警察でも、ほぼ瀕死状態にも関わらず 今度はそんな瀕死の奴らを教室の窓から次々に落としていった ここは3階だった・・・ 「ゴミは片づけなくちゃね!」 「動くなっ!!!動くと撃つぞ!!」 今度は拳銃を向けて威嚇してきた 「動いたらどうなるんだ?」 その一部始終を面白そうに眺めていた男が そこで口を開いた 大暴れしていたリストに銃口を向けていた警察は 今度は絵梨にカッターをあてがう男に向けた その瞬間 悪魔のような、意地悪い笑みを浮かべて 男はカッターを引いた
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