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「ち、ちし……せい?」
『ウン、明後日には死ぬよ?』
「な、なに……言って、」
『今日中には体が動かなくなってくよ?』
「ば、バカじゃないの……?」
『ちなみに、解毒剤は現代の医学では開発されてないよ?』
「……だから、そんな、」
『まぁ、もうそろそろ足が動かなくって来るから、あったとしても病院まで行くのは無理だと思うけど』
「そんな……非、現実……てき、な」
『それに、もうしゃべれなくなってるでしょ?』
「こ……と…………、」
『真夜ちゃんが、悪いんだよ?』
ドサリと、音がして、真夜の体が地面へと吸い込まれていく。
両足に力が入らず、激しい痺れが全身を襲う。
――――ありえない。
震える唇の奥に潜む舌は、痙攣をおこしてまともに動かなかった。
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