第一章 崩壊

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「…ふぅ。」 私は扇子を閉じ、しまう。 「いつもながらすごいねぇ。毎朝の恒例だよ。」 パチパチと手を叩くのはクラスメイトの間宮夕夏(まみやゆか)。 霊を視る能力はあるけど、払うことはできないらしい。 クラスではこれが毎朝の恒例。 ちなみに私はこのクラスでは陰陽師の末裔だの霊媒師だのなんだのと呼ばれている。
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