第六章:君がための微笑み

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 葵の言葉は、瑤子の抱えていた息苦しさを、軽くした。 だからこそ彼同様、初めて心からの笑みを、お礼と共に、返す。 「ありがとう」  瑤子の抱えている息苦しさ───尚斗に隠している『過去』。 それを尚斗に話すきっかけを、瑤子は探していた。 なんの前触れもなく、口にすることはできなかったから。  そして、万が一、尚斗から事実の是非を尋ねられたときは ごまかすことなく彼に告げようとそう決意した……。     第七章       束の間の幸せ            に続く
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