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今日は午後からの講義がない。
わたしとレミィは新校舎にいた。
わたしは更衣室でようやく制服に着替えた。髪はどうしようもないので、とりあえず2つに分けて束ねた。
「マキナたんかわいいっ! トイプードルみたい! 萌え死にそう!!」
レミィがわたしの髪の房を触る。
ふさふさ。もふもふ。
意外といいかも。
ところで、ダンジョン部も他の部活と同じように「部」を名乗るためには、部員が最低5人必要だ。
言い出しっぺのわたしが部員になるのは当然で、あと4人探さなきゃ。
「レミィもダンジョン部に入部しますよぅ。でも生徒会の仕事が忙しい時はダンジョン部を欠席するかも」
レミィはすまなそうに言った。
「大丈夫だよ、レミィ。ありがとうね。これであと3人か」
わたしは言った。
レミィは生徒会の仕事があるので、いったん別行動になる。
わたしはひとりでダンジョンに戻った。
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