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「コアに作成を命じればいいですよ。そんな完璧な人材のあっせんも、護衛モンスターの作成も、ダンジョンフロアの拡張も、なんでもできますから」
バージルさんは言った。
ここは「仕方ない、もう少し居ましょう」とか言ってほしいんだけど。
わたしは部屋を見渡した。
コアは部屋の隅に転がっている。
わたしはコアに向かって歩きだした。
「ああ、わざわざコアのまん前まで行く必要はありません。マキナさんがダンジョン内のどこにいても命令はコアに届きます」
と、バージルさん。
「じゃあ、コア。さっきの人材、できる? ついでに侵入者を撃退する強さも持っててほしいんだけど」
わたしは立ち止まって言った。
バージルさんが「アバウトですね」と言ってるけど、わたしは聞こえないふりをした。
『100DPを消費してコンシェルジュを作成します。よろしければ承認をお願いします』
コアから返事がきた。
「承認」
わたしは言った。
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