第2章

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次の日、学校に行く準備を済ませて彼の部屋のドアをノックする。返事がないのでそっと開けると、まだ眠りについていた。よかった。眠れてて。 「ご飯作ってあるから、温めて食べてね」とテーブルにメモを残し、俺は学校へと向かった。 案の定、朝のホームルームで3人が行方不明だと言うことを担任から伝えられた。午後のニュースでも取り上げられるらしい。そのこともあり、今日は午前中で上がれることになった。よかった、もしゆうりくんがニュースなんてみたら大変だ。テレビはつけないようにしなきゃ。
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