第1章
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その後、彼は授業に戻り、結局僕は最後まで屋上にいた。 帰宅部の生徒が帰る姿を眺め、グラウンドを使っている部活の生徒が帰る姿を眺め終わり、僕は重い腰をあげた。 彼はもう帰っているだろう。間違えずに辿り着いた教室を開けると、案の定教室には誰も残っていなかった。 机の横に掛けておいた鞄を持ち、僕も教室を出た。
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