第1章

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夕食やお風呂を済ませて自室にいた僕。もう2時近くになっていた。 「喉渇いた…」 水貰おう…ガチャリとドアを開けて階段に向かうと一階の電気がついていた。まだ起きてるのかな… 静かに階段を降りると、彼はテーブルに伏せて眠っていた。テーブルには空になったビール缶が4つも置かれ、少しだけ見える彼の顔は真っ赤になっていた。 こんなに大量のアルコールをとってるなんて、相当眠れないんだな。一緒に散歩に行った夜は眠れたと言っていたけど、本当に眠れたんだろうか。 部屋に戻って毛布を持って来れば、それを彼の背中に掛け、僕は再び部屋へ戻った。 「あ…」 水、忘れてた。もういいや。今日は我慢して寝よう。 ベッドに横になった僕は、そのまま眠りについた。
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