81人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ
「おい」
僕の上に跨った彼の一言で、僕の頭上に立っていた一人がシャツを脱いだ。
嘘だ。こんな事。彼の背中には印が刻まれていた。
「てめぇも、生魂だろ」
早く、早く逃げないと。こいつらは危ない。仲間なんかじゃない。
「おい。脱がせるぞ」
やめて、やめて。逃れようと必死に身体を揺らしたが男3人の力に敵うわけもなく、あっという間に僕のシャツは剥ぎ取られた。
「なっ…!お前やっぱりゆうとのパートナーになってんだな!?ふざけやがってっ…」
「か、はっ…」
お腹を蹴られ、身体の奥から液体がこみ上げる。
「俺が狙ってたんだぞっ…なのに何でてめぇがゆうとのパートナーになるんだよ…おいっ!」
「おぇっ…」
「今すぐやめろ。パートナー」
その瞬間、ねっとりとした舌が口の中に入り込んだ。
「…ん゛っ…ん゛…」
熱い。背中が熱い。
最初のコメントを投稿しよう!