第2章

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「おい」 僕の上に跨った彼の一言で、僕の頭上に立っていた一人がシャツを脱いだ。 嘘だ。こんな事。彼の背中には印が刻まれていた。 「てめぇも、生魂だろ」 早く、早く逃げないと。こいつらは危ない。仲間なんかじゃない。 「おい。脱がせるぞ」 やめて、やめて。逃れようと必死に身体を揺らしたが男3人の力に敵うわけもなく、あっという間に僕のシャツは剥ぎ取られた。 「なっ…!お前やっぱりゆうとのパートナーになってんだな!?ふざけやがってっ…」 「か、はっ…」 お腹を蹴られ、身体の奥から液体がこみ上げる。 「俺が狙ってたんだぞっ…なのに何でてめぇがゆうとのパートナーになるんだよ…おいっ!」 「おぇっ…」 「今すぐやめろ。パートナー」 その瞬間、ねっとりとした舌が口の中に入り込んだ。 「…ん゛っ…ん゛…」 熱い。背中が熱い。
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