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「どうだ?俺とのパートナーは」
がっと眼帯を外された。やめてくれ。返してくれ。僕の、僕の眼帯を。
「おい見ろよ。この目。化け物だ」
この目…化け物だ…化け物だ…そう…正体がバレると彼等は僕を化け物だと言った。気持ち悪そうな顔をして、近寄るな、と。
「どうして俺らが眼帯をつけてないかわかるか?お前みたいに眼帯をつけてないかわかるか?それはな、俺らが選ばれたモノだからだ。俺らが上だ。パートナーを決めるのも、何もかも。」
馬乗りになった彼は、僕の首に手を置いた。
「優先順位も分からない…俺らが生魂だとも気づかない化け物のクズは…ここにいる価値はない」
「…っ…」
物凄い力で、そのまま首を絞められた。このままでは死んでしまう。助けて、助けてゆうとくん。
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