第2章
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「薬、飲める…?」 「…むり、かも…っ…」 顔、上げられない、とゆうりくんは小さく首を振った。 「…へいきだからっ…へや…いって…」 「そんな嘘通用する程、俺、馬鹿じゃないよ」 「…っ…」 それからゆうりくんは口を開かなくなった。いや、喋れなくなった、の方が妥当だろうか。 額から滲んだ汗は、時折床に色をつけて落ちた。
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