第2章

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「泣かないで…」 彼に抱きしめられた。知らぬ間に、泣いていた。 「…頭から…離れないんだ…」 人間が燃える映像に、あの独特な異臭。 「…ゆうりくんは悪くない」 悪くないよ、と、より強く抱きしめられる。 「…殺したことに、変わりはない…」 ゆうとくん、ゆうとくん。そばにいて欲しい。彼にとって僕は本当に必要なモノだと思わせて。指先で彼の服を摘む。 「俺がゆうりくんの事、守るから」 それは、パートナーだから?
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