第2章

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ゆうとside 次の日、ゆうりくんは退学した。家の事情だと言ったらしい。それから一週間ほどはゆうりくんの退学やあの事件の話題で校内はもちきりだったが、意外とあっけなく話されなくなっていった。 「ゆうりくん」 「…」 「ご飯食べなきゃだめでしょ?」 「…ん…」 彼は日が経つ毎にやつれていた。部屋には芳香剤のスプレー缶がいつも転がっていた。ふとした時に、肉体が焼ける匂いがするらしい。
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