最終章
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あの日以来、ゆうりくんがいた部屋からトイレ以外出ることがなくなった。食事も取らなくなった。 「ゆうり、くん…」 床に転がっているスプレー缶を抱きしめ、俺はただひたすら泣いていた。彼の匂いを感じては、ひたすら泣いた。声が枯れても、涙は枯れることなく零れ落ちた。 彼以上のパートナーなんて、存在しない。絶対に。
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