chapter4 アプリコット

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元町摩古都 小学6年生 摩古都の家にはドラムが無い だから毎日音楽教室に通っている ドラムを勉強しに行く感覚は無く遊びに行く感覚だった 音楽教室の先生はドラムの叩き方を色々と教えてくれた 曲も用意してくれていて色々と聴かせてくれた 摩古都は1度聴いた曲をリズムで覚える 曲を聴くとドラムを叩きたくて仕方が無い すぐに摩古都はドラムを叩き始めた 摩古都は先生に誘われライヴハウスに行った 色々な音楽が聴けて楽しかったがリズムを取ると少しずつズレて行く 先生は摩古都を見ながら摩古都のリズムが正しいと言って笑っていた あとは音の出し方を覚えればあの場所で演奏する機会を与えてくれると約束してくれた 先生は帰りに両親にドラムセットを家に置いて良いか聞いて来る様にと言っていた 摩古都は家に帰り恐る恐る両親に聞いてみる 両親は摩古都がドラムに夢中なのを知っている そのうち買ってくれると約束してくれた 摩古都は音が響いても良いかと聞いたが両親は良いと頭を撫でてくれた 先生にドラムを家に置いて良いと伝えると使っていないドラムセットが有るから明日取りに来いと言った 次の日に兄を連れてドラムを家に運んだ 先生にお礼を言う よく分からないメーカーのドラムで業者に引き取って貰おうと思ったが引き取り価格が安かったらしい それなら売らずに摩古都にあげる事に決めた 摩古都は気に入った曲を買って練習する様になった 明るい曲が好きで両親も摩古都のドラムを気に入ってくれた 最初はもっと雑音がすると覚悟していたらしい 今では摩古都のドラムを聴きながら寝れると笑っていた 今日の摩古都の思想 夜中に目が覚めてドラムを叩いたらヤメろと怒られた
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