最終話

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最終話

ふきのとうが芽を出し始めた春の朝、 僕はスウェットから着慣れない礼服に着替え、 黒のネクタイを締める。 玄関のドアを開け外廊下に出て、 外廊下から見るその部屋の光景をしばらく見ていた。 玄関のドアを閉め、僕は急ぎ足でマンションを出た。
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