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あのクッソアシンメトリーめ！！
いやぁ、とうとう僕も同性の同級生と放課後にお出かけかぁ。制服でいいよな、いや待てよ、荷物はどうしよう一度帰るべきか。
財布はどうする、お金っていくらくらいあったら足りるんだ、やっべぇ全然わかんないや。
なにか良いことあったら、ちょべりぐ使うんだっけ。いや、これ古すぎだな。
くぅ、楽しみだぜ。
いやでも、待って。楽しみだぜ感出したくないな、それは情けないってもんだ。
いや、楽しみにしてないぜ、むしろ怠いわ、はやく帰ろうぜ感を全開でいこう。
───なんて考えてた僕が馬鹿みたいじゃないか。
あの食べかけキノコ今度会ったら除菌してやる。
「祇園さん涙出てるよ？」
素直だった。
「気にしないでください、汗です」
「赤い汗なの？」
「いやもうそれ赤い時点で涙じゃないでしょ！？」
なんなんだよ、この人たち本当に変人すぎる。
もう入団でも年俸120億でもなんでもいいや。
「わかりましたよ、行けばいいんですね行きますよ。どこ行けばいいんですか？」
「「もちっ学校」」
最高にムカつくハーモニーだった。
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