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-ねぇ雷くん…あなたはなぜ…-
私は伊藤咲(いとうさき)。つい昨日大事な人を失った…
大事な人は交通事故で私の目の前で死んだ…それから病院で死の報告を受けた…
でもそんな人が今目の前にいる…
咲「えっ?なんで?雷…くん…?」
雷「咲ちゃん!ごめんね!ちょっときて!」
そう言って連れてかれたのは…人気のない森の中…
雷「ねぇ、咲ちゃんは霊とか出てきて助けを求めてきたらどうする?」
咲「えっ?うーん…助けを必要としてるなら助けるよ?」
雷「そっか!じゃあOK!ねっ?黒龍!」
黒「おう!」
咲「ん?」
雷「ごめんね!咲ちゃん…君は選ばれました」
咲「えっ?選ばれたって??」
雷「霊の願いを叶えて成仏してもらうのは誰?」
咲「霊願叶士」
雷「君は今日からそれに選ばれたんだ。ってか僕が選んだ…」
咲「でも霊願叶士って??」
雷「そのままの意味だよ…前は僕が霊願叶士だったんだけど…突然死んじゃって…霊願叶士は死んだ瞬間にそばにいた人間に渡さなければいけないんだけど…すっかり忘れてて…」
咲「何を?」
雷「あぁこれ…霊願叶士の指輪…名前は…黒龍…でも この名前は 他の人に知られたらダメだよ?」
咲「なんで?」
雷「だってこれは霊願叶士の証であり、君の名前でもあるんだ…」
咲「えっ??」
雷「この指輪はね真の名を入れるんだ…でも君にはまだそれがないから…だから…あっ!真の名がわかったらすぐに入れないと!」
咲「わかった!やってみる!雷くんの頼みならね」
雷「ありがと」
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