11人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
「あらっ、マコトちゃんっ。久しぶりのカモじゃないのっ」
お前もオカマかい!
奥からもう一人のオカマが出てきた。
こっちのオカマは、まだメイク前なのか、ナチュラルメイクなのかわからないが、短髪で男なのがよくわかる。
小指を口につけながら喋り、話しの語尾に、っと小さい、っをつけているのが特徴的だった。
「そうなのよん~リョウちゃん、しかもけっこうイケメンじゃないん~
ただ、童貞臭がするわねん」
「そうねっ、まあいいわっ。
さてっ、カモ様っ、いや、お客さまっ、このドリームキャッチャーにどんなご依頼ですかっ」
オカマ、二人に見つめられ、さらに腕は、語尾にん~とつけるオカマに入ったときから、ずっと掴まれっぱなしだ。
仕方がない。用件だけ話してすぐに帰ろう。
僕は、生まれてから彼女ができたこともなく、童貞だということを正直に話した。
そして、もう少しで誕生日と成人式があり、それまでに女の人を抱きたいことも伝えた。
オカマたちの反応を伺う。
最初のコメントを投稿しよう!