ドリームキャッチャー

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何でも屋のお店『ドリームキャッチャー』に来て、5時間以上が経過していた。 オカマ二人が僕を一カ月以内に童貞を卒業する作戦を考えてくれている。 もう、どうにでもなってほしいわよ。 とオカマ口調になるくらい、オカマの会話を聞かされていた。 「うん、無理ねん」 「無理ねっ」 オカマたちは、匙を投げた。 「無理って!ここまで待たされて無理って!」 思わず、僕は声に出してつっこんでしまった。 「あっ、すでに依頼料は発生しているから払っていってねん」 「時間でうちは料金をもらっているのっ」 完全にぼったくりじゃねーか。 「でもん~ただ、一つだけ、童貞を卒業する方法があるわん」 「風俗とかじゃないんですか」 「違うわん」 「そう、お合コンよっ!」 「お合コン……でも、一夜限りの関係なんて僕、嫌ですよ」 「何言ってるのん!一夜で運命の人を見つける可能性だってあるのよん! そうと決まればさっそく、人を集めるわん。 来週の土曜日にやるわよん」 オカマたちに言いくるめられた気がするが僕は、一週間後に合コンに参加させられることになった。 そして、すぐに一週間が経った。
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