三井由奈の1日

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「由奈様!おはようございます!!!」 ドアを開けた瞬間、パァアッと目を輝かせ小走りで寄ってきたのは、私の側近(らしい)ディロアだ。 端正な顔立ちに綺麗な青色の瞳と髪。 年齢は私より2つ上の18歳だと、この前教えてもらった。 だが、このディロア。 大変危険なのは実証済みなのだ。 どこに怒りのスイッチがあるかわからず、1度怒ればその得意な氷魔法で破壊の限りを尽くす。 別名青き破壊神。 ちょっとカッコいい。 「本日は由奈様が食べたいと言っていた、おむらいすというものを作ってみましたよ」 何がそんなに嬉しいのかニコニコしながらオムライスを私の前に運んでくる破壊神… 魔界にもオムライスあるんだ… しかもそのオムライスはすごくいい香りで… ぐーきゅるるるる 私のお腹の虫を刺激した。 は、恥ずかしい!!! とたんに顔が火を吹きそうなほど真っ赤になる。 お腹をおさえてチラッとディロアを見ると、ディロアは優しい笑みを浮かべていた。
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