病め医者死ね坊主

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「あははは!! 怖かったかしら? 冗談よ、冗談。」 目は相変わらず光がなかったけど、女医さんはカラカラと笑って… 「ちょっと待って下さい!? 今の冗談ってことは!!」 「イッケネー!! 口が滑ったー!!」 無茶苦茶棒読みで女医が慌て出した。 「あははは!! 緊張解れました?」 「あ…あう…」 「ふひひひ…、まず気をちゃんとしないとね。 とりあえずカルテから貴方病気の具合は分かったから、 次は貴方について 教えて貰いますからねえ。」 「え…あ、はい!!」 数秒、頭が混乱してしまった。 えっと…確か治して上げるとか言われて、そのあと冗談言われたけどそれは気をた…。 「宮下さーん? 宮下さん? みやみや~?」 「お…あわあ!! すすすみません!!」 気が付いた時には女医さんの顔がすぐそばまで迫っていて、 ぼんやりと霞んだような女医さんの目と私の目が合ってしまった。
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