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…そんなある日
俺たちがいつものように佐東をいじめていると目の前に葉羽が現れた。
俺はとっさに仲間の影に隠れていた。
「いじめはやめなよ」
この一言で次の日から葉羽がいじめの対象に変わっていた。
俺は、いじめられたくない。
一人になりたくない。
こないだまでいじめられてた佐東も半ば強引にいじめに参加させられていた。
こんなの悪いことだとは分かっていた。
だけど教室内は、多数派が正しい。
担任も見てみぬフリ。
家に帰っても父親は、全然帰ってこず、
母さんは、浮気をし始めたみたいだ。
もう何が正しくて間違ってるのかどうでもよくなっていた。
自分に嫌気が差していた。
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