第2章

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「驚かせないで下さいよ!」 戸にへばり付いて胸を抑える。 「おや、すみません。 気が付きませんでした」 悪びれた様子がないのは俺の見間違いか? しかし…改めて白澤様の服を着た鬼灯さんを見る。 似合う似合わないはともかく、 やはりパーツが似てるんだろうな。 違和感を感じない。 元々2人共 細身だし、肉付きは同じ位だし。 これで鬼灯さんがお母さん節をやったらツボに入るのは間違いないだろう。 ただ、この格好のままお互いの職務を交換したらを考えると、 地獄も桃源郷も大変な事になるのは言わずもがな。 被害は格段に広がるだろう。 「僕、桃タローくんが今何を考えているのか解る」 「おや、奇遇ですね。私にも解りました」 「「絶対に職務を交換するべきではない(って)」」
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