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以前だったら、また女遊びか。
と思ってしまうが、私と付き合い始めて花街に行かなくなった。
恐らく、白澤さんもこの関係を壊したくない。
と思っていてくれてるからでしょうね。
最初は…この感情が何なのか解らなくて、戸惑い悩んだ。
しかし紐解けば何とやら。
露骨に無視し続けたものは生まれるとは思わなかった品物で。
本当、鬼神の私が神獣と?
と思いましたが、慣れですかね。
何げない幸せを感じることが増えました。
最近、部下や幼馴染み達には、
少し丸くなったと言われましたっけ。
私自身は何も変化してないと思うのですが。
相手が吉兆の神様だからですかね?
それとも白澤さんだからですかね?
小さく笑い、そう言えば白澤さんの声が聞こえないと思い、
ほんの数分ばかり思考してたのを恥じ、白澤さんの方を振り向くと、そこにいるはずの人が居ない。
食べ半端なお好み焼きが、白澤さんの座っていた所にあるのみだ。
立ち上がってキョロキョロと見渡すが姿は見えない。
どこへ?
桃太郎さんの様子を見に行ったのでしょうか?
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