第1章

5/11
前へ
/224ページ
次へ
会議もお開きになったというのもあって、体にムチを打つつ家に帰ると そこに白澤さんがいる。 なぜ居る? と思ったが、言っても無駄なので近くにあった椅子に座る。 「お疲れ様」そう言って甘い匂いのお茶を出してくれた。 ふぅー猫舌ではないのだが、息を吹きかけて飲むと冷たい。 ジロリ。 「いつもホットで飲んでいるから、たまには冷たいのをと思って作ってみたんだ。 甘い匂いが引き立ってるでしょー?」 私の睨みもどこ吹く風の如くケラケラと笑う。 はぁー…。 「疲れた?」 白澤さんが私に布団をかけてくれる。 ええ、疲れましたよ。会議にもあなたにも。 「2杯目どう?」 「頂きます、あとご飯が食べたいです」 「ハイハイ♪」
/224ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加