二章  ギルドへ

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王国、王都の門の前に着いた咲命とレイ。 咲「んーー、やっと着いたねレイ。ずっと歩きで疲れたー。早く宿で寝たい…」 レイ「姉さん、まだ中に、入ってないんだから、気が早いよ。」 レイは修行空間で魔法の練習や、身体を鍛えた為強くなっていた。咲命にはまだまだ及ばないが。    少し歩き、門の前に門番が居た。 門番「お二人さん、この王国に何をしにきたんだ?」 咲「えーとー、この国でギルド登録とー、学校に通います~。」 門番「そうか。よく来たな、歓迎するよ。困った事があればいえよ。」 咲「おー、ありがとうございます~。行こっかー、レイ~」 レイ「うん。分かった。」  門番に促され中に入ると、賑わっていた。二人はギルドを教えてもらうため、果物を売っているおばさんに聞いた。 咲「すいませ~ん、ギルドって何がありますか?あと、場所も。」 おばさん「ああ、外から来たのかい?ギルドはこの道を真っ直ぐ行くと、{百合の花園}と{薔薇の剣}があるよ!」 咲「………スミマセン、それ以外は?」 おばさん「そこを少し歩いてあの裏通りに{孤高の雲}があるよ。あまり人気がないがね。そして、一番人気なのが{勇者の煌めき}だよ!あそこの王城の近くにあるんだ!殆どの人が入ってるよ!」 咲「ハハハ、ありがとうございました。」 おばさん「いやいや、良いんだよ。これをやるよ!」 そういってリンゴを二個貰った。 咲「ありがとうございます。では。」 おばさん「気をつけな!」 咲命とレイは歩き出した。 咲「……レイ、{孤高の雲}にいこうか。」 レイ「…賛成だよ。姉さん」 ────{孤高の雲}──── 中にはいると、余り人は居なかった。 受付「こんにちは。初めての方ですね。登録ですか?」 咲「はい、そうです。二人で。」 受付「分かりました。此方の紙に書いて下さい。もし、魔力等が分かりませんのでしたら測りますので記入しなくてよろしいですよ。」 咲「はい、分かりました。ありがとうございます。」 クイクイ、レイが袖を引っ張ってきた。 咲「ん?レイどしたの?」 レイ「魔力、どのくらいに書けばいい?あと、属性も」 咲「んー、分かんなかったら書かなくて良いよ。」 レイ「ん。分かった。ありがとう。」 二人は書き進めていった。
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