第1章

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角を曲がったアランは走る速度を上げていき、先を行く六人に追い付くと声を上げた。 『サイコー!』 『タイミングいい感じだったねー』 アランの興奮が伝わったのかレオが振り返って言った。 『だんだんダンスに入るタイミング掴んできた感じだよなー』 『うまくハマると、マジで気持ちいい!』 『あっはっは!アラン、すげーいい顔してる』 リョータに言われてアランは嬉しそうに笑う。その笑顔が彼らのスピードを上げていく。 七人は全速力で夜の街を駆け抜けていった。
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