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後日翔太から連絡があり面倒なのは嫌だと思い悩んだが、結局プライベートで飲みに行くことにした ほとほと自分の最低さには嫌気がさすが、四年前に妹が死んで妹の名を使ってキャバクラで働きだしてからいかに男が単純かつくだらない生き物なのかと見下すようになったのだ 翔太は妹とはまったく面識が無かったしこんな不幸話をされても困るだけだろうとも思ったけれど、無駄に聞き上手な彼には妹が死んだときのことまで話してしまっていた 妹の死はいくら内密にしようとしてもこの狭い世間ではかなり周知されていて、翔太も風の噂で聞いてはいたらしい あたしから話し始めるまで妹のことに触れなかった彼にはなかなか好感が持てたがやはりあたしは異性が嫌いで「あたし妹も男も嫌いだから、あ、翔太のことも例外じゃないよ」とバッサリ切った けれど翔太はただ「んなこと言うなよ」とヘラヘラ笑うだけで、寛容なんだか馬鹿なんだか分からなくて腹立たしかった だけどなんか憎めないキャラだなんて思いたくも言いたくもないけれど、あたしが汚い言葉を使おうが店に来る客が金にしか見えないとか、そもそもプライベートで寄ってくる男ですら馬鹿で凡人なやつばっかりだとこき下ろそうが彼は最後まで話を聞いてくれた
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