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「お父様、まだパーティーは始まっておりませんが…」
フォル「……残りの挨拶があるだろう?」
「そ、そうですか」
嫌だぁぁぁ!!パーティー始まったらって言ってたじゃん!?クソォ、お兄様とお姉様に弄くられたからってー!
フォル「明奈、イルレミル公爵様だ、くれぐれも粗相のないように」
「はい!」
公爵っていったらお父様とボクと同じ爵位じゃないか!本物の公爵様か~、なんか楽しみ♪ん?ボクもだって?だってさ、お父さん帝だから爵位を偽ってパーティーに参加してるんだもの…つまり本物は初お目に掛かるんだよね!!
ロンデル「トニトルス公爵殿、初お目に掛かかります、ロンデル・イルレミルと申します」
フォル「此方こそ初お目に掛かかります、フォル・トニトルスと申します」
貴族の礼をしたイルレミル公爵様とお父さん、堅苦しい挨拶なんて嫌いだーーー!!
ロンデル「そちらの御嬢さんは、トニトルス公爵家の御令嬢ですかな?」
フォル「ええ、明奈、挨拶を」
「はい、アキナ・トニトルスと申します」
ロンデル「ほお」
イルレミル公爵様は感嘆の声を出した
ま、8歳児がマナーのなってる奴だとは思わないだろうね…だって学び始めるのは7歳からだもの!ボク頑張った、死ぬ気で覚えたんだよ!!リラさんの淑女マナー教室が一番怖かった…
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