21 夢の続き

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私と藤木さんがテーブルのそばまでやってくると、会場は明るくなった。 同じテーブルには、普通なら末席にいるはずの両親や、藤木さんの親族が座っている。 なぜか前谷さんまでが、同じテーブルについた。 司会の女性が、今日の式や披露宴は、私たちに内緒で行われたこと。 だから、両親にも隣に座ってもらうことを説明し、失礼があったらすべて責任者の拓也くんを叱ってくださいと冗談を言って、場内を沸かせた。 そして今日は、かしこまった演出はなく、ゆっくりと楽しい時間を過ごして欲しいと告げた。 そこで前谷さんが立ち上がり、挨拶と乾杯をする。 それだけは、どうしてもやりたかったのだろう。
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