東陸一《あずまりいち》

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俺は、思わず、渋谷の胸倉をつかんだ。 渋谷はそれにちっともひるまなかった。 エレベーターが、図書館のある5階に着き、一度開いて、閉じた。渋谷は、何一つ恐れていなかった。 そして、また、俺の顔に唾がかかるくらい笑ってから、俺を突き飛ばすどころか、引き寄せて、俺の股間に触れた。 その瞬間、俺は渋谷を突き飛ばした。 .
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