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「酷過ぎる、お前なんか人間じゃない」
言ってから、また、膝蹴りされると思って思わず顔を隠したら、髪をつかまれ、デスクトップのモニターの前に引っ張られた。
「よく見て、人間じゃないのは、あなたも、あなたの両親も同じよ」
俺が覚えていない時間の事も映像は記録されていた。
ビニールシートを敷き、スーツケースにねーちゃんが、どうやっても入らない事が分かった母さんが、ねーちゃんの死体を、破壊し始めた。その顔には、何の表情も浮かんでいなかった。
「うげええ」
もう何も残っていないはずなのに、俺の胃は痙攣し続けて、俺は再びゴミ箱を抱えた。
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