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「とりあえず、作業しやすいように、しいちゃんの服をぬがせないと」
「作業ってなんだよ?」
「たっくんは通報されたい? 母親殺しで捕まりたい? どちらもノーよね。だったら、今は私のいう事を聞いた方がいいよ」
渋谷は、俺の返事を待たず、どこからともなく持ってきた裁ちばさみでしいちゃんが着ていた、グレイのスウェットをざくざく切って行った。
「しいちゃんって、やっぱスタイルいいよね。お菓子ばっかりたべてたけど、肌もすべすべだし」
「やめろよ。そういう事いうの」
「どうして? まあ、たっくんが、一番よく知ってることよね。お別れしなくても、いいの?しいちゃんの身体に」
「し、渋谷、お前!」
「ああ、近親相姦はできても、屍姦は、キョーミないかんじか」
やっぱり、こいつは、全てを知っていた。
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